ランディングページって何?
ランディングページは、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことを指すことが多いです。最初にランディング(着地)したページのことをランディングページと呼びます。こちらがランディングページの広義の意味になります。
一方で狭義の意味も持ち合わせており、狭義の意味でのランディングページは訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長レイアウトのページのことを指します。
よく見かけるものを挙げると化粧品や健康食品などの通販サイトがあります。また最近では、BtoBビジネスでの資料請求などにもランディングページを活用しているケースも増えてきました。
この記事では後者の狭義の意味でのランディングページに絞って解説をしていきたいと思います。
ランディングページの目的
ランディングページの目的は、訪れた人に「行動」を起こしてもらうことです。
主に、目的には以下のようなものがあります。
・ 商品・サービスを販売する
1,リストを集める
ここで言うリストは「見込み客の情報」のことです。特にネットでビジネスする場合には、見込み客のメールアドレスはとても重要です。最近では公式LINEアカウントに友達追加してもらうことでリストを集めることも増えてきました。
少し立ち返りますが、そもそも見込み客とは何でしょう?見込み客とお客様は意味が違います。見込み客は「あなたの商品やサービスを買ってくれるかもしれない人」のことを指します。
例えば、50代の女性に人気の健康食品会社では、いきなり闇雲に誰にでもセールスをしていくのではなく、まずお試しサンプルが欲しい人を募集します。そのお試しサンプルが欲しい人は、自分の健康になんらかの不安を感じて、悩んでいる人です。つまり、お試しサンプルを申しこんだ人が、見込み客となるわけです。その見込み客に対して、本商品でを販売していくのです。
また、セミナー講師であれば、まずは無料勉強会を開催したり無料レポートを配布することで、それに興味のある人を集めます。これが見込み客リストとなります。そして、そのリストに対して、本講座をセールスしていくという流れになります。
リストの多さは売上に直結していきます。ネットでビジネスする人や企業にとってリスト集めは非常に重要なフェーズになります。
以下に、見込み客リストを集めるための方法例を挙げました。
・ ワークショップ
・ お試しサンプル
・ 無料コンサル
・ 安い価格の商品
・ 無料プレゼント
このようなサービスを提供するかわりに、メールアドレスやLINEの登録してもらい、リストを増やすのです。そしてそのリストに対し、本講座やサービスをセールスします。
2.商品・サービスを販売する
もうひとつの目的は「商品・サービスを販売する」ことです。販売を目的とするランディングページを一般的に「セールスページ」と呼ぶこともあります。こちらは見込み客に対してのみにページを公開したり、一般に公開することもあります。
セミナー講師の場合は、有料の講座などが販売が目的となるので、講座の詳細や開催場所、日程、価格、支払い方法、お客様の声、講師自身のプロフィールなどをランディングページに掲載します。
その上で「申し込みボタン」を最適な場所へ配置して、購入へ繋げていきます。
ランディングページの特徴
ランディングページは、ページ訪問者の情報を登録してもらったり、商品やサービスを購入して頂くための1枚のページです。
その1枚のページに全てがかかっています。ですので、訪問者がどのような心理状態でランディングページを読み始め、心を動かされ、どんなタイミングでボタンを押してくれるのかを考えて作ります。
ランディングページの特徴を以下に挙げます。
1.他ページへのリンクがない
ランディングページはPCかスマホから見られることが多いです。ホームページのように多くのページが存在することで訪問者を迷わせることがなく、1枚のページの中に全ての情報を集約しています。他のページへのリンクが存在してはいけません。
登録フォームやお申し込みフォームが唯一のリンクです。自分のホームページへのリンクでさえも設置しない方が良いと言われています。会社情報やご自身のプロフィールなどもランディングページ内に記載するようにしましょう。
もし自分のホームページへ飛んでしまい、他の記事を読んでしまったり、他の商品に興味をもってしまっては、ランディングページは全く役割を果たせません。また、そこに貼ってあったリンクから、違うサイトに飛んで夢中になってしまったら、お申し込みのことなど忘れてしまいますよねですから、ランディングページを作る時は、「お申し込みボタン以外のリンクは貼らない」ということです。
2.伝える順番がある
一般的なランディングページは縦に長い1枚のページです。他のページへのリンクがないので、訪問者は必ず上から下へ順番に見ていきます。ですので、最後まで読んでもらうために伝える順番が重要になっていきます。
それは、訪問者の心を動かす順番です。決してこちらが読んでもらいたい順番ではありません。ボタンの配置も重要です。訪問者はランディングページを上から読み進めることで、心を動かされ、最終的に決断し、ボタンを押します。そのちょうど押したいと思った場所にボタンがあるというのが理想的なボタンの配置です。
この順番については、別のコンテンツで改めて詳しく解説をしていきます。
3.分かりやすい申し込みボタン
ランディングページの目的は、最終的に購入や登録を決断してもらい「ボタンを押してもらうこと」です。ですので、その押してもらいたいボタンは大きく、わかりやすい場所に表示されています。
訪問者がランディングページを読んで心を動かされて、購入したいと思った時、「え?申し込みはどこからするの?」と迷わせてしまうようなことがあってはいけません。必ず一目で分かる場所に、「ボタン」とわかるように大きく設置してください。ですが、それだけでは不十分です。自分ではいかにもボタンだと思って設置しても、ボタンと認識されていないかもしれません。ですのでボタンの下、もしくはボタン上に文章で「お申し込みはこちらのボタンをクリックしてください」と小さく文字で入れておきます。これで完璧です。
訪問者にしてもらいたい行動をしっかりと文字で示すことは、申し込みを増やすための重要なTipsです。ちなみに、一般的にボタンの色は緑が良いと言われています。弊社もさまざまな色でテストをしみた結果、一番押される色は緑でした。