このSEOやSEO対策という言葉はあなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ここで、改めて説明しておきますと、SEOは「Search Engine Optimization」の略称で、Search Engineとは検索エンジン、Optimizationとは最適化という意味で、つまり検索エンジン最適化という意味になります。
この検索エンジン最適化とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで、特定のキーワードで検索した際にWebサイトが上位に表示されることで、その手法や技術のことをSEO対策と一般的に呼んでいます。
消費者は何か関心のある事柄や欲しい情報、商品があれば何かしらのキーワードを検索エンジンに入力して、検索を行い、目的のサイトやページやサービスや商品といったもの到達して満足のいく結果を得ようとします。
その際に、検索結果の1ページ目に出てくるサイトから見てき、1ページ目、2ページ目までで満足のいく結果が得られなければ、また違うキーワードに変更して入力して、また1ページ目、2ページ目といった形で見ていきます。
もっと言ってしまえば、検索結果の1ページ目の上から3つぐらい見て、もうキーワードを変えてしまう人も大勢いるわけで、下位に表示されてしまっては誰の目にも止まらず、当然サイトには訪れてもらえないという結果になってしまします。
逆に、上位に表示されればされるほど、それだけ消費者の目に止まりやすく、サイトに訪れてもらえる可能性が高まりますので、このSEOはWebサイトへの集客という領域において極めて重要なものと言えます。
検索エンジンそのものについて
SEOとは検索エンジンに対して最適化をすることですので、まずは検索エンジンそのものについても詳しくなっていかければなりません。
日本で検索エンジンといえばGoogleとYahoo!が有名で、実際にもほぼこの2つが使われています。
実はYahoo!の検索エンジンにはGoogleの検索アルゴリズムが採用されていて、同じキーワードで検索をした場合、GoogleとYahoo!の検索結果はほとんど同じになります。
ここでほとんどと濁した理由は、Yahooは関連するサービス、例えばYahoo!ニュースやYahoo!知恵袋、Yahoo!ショッピングといった情報も検索結果に含まれてくるので、多少は見た目などが違ってくるからです。
では、この検索アルゴリズムというものなんですが「検索エンジンのアルゴリズム」の事を指していて、「消費者のキーワード検索に対して、対象となる数千~数万あるWebページの検索結果上に表示する順番を決定する、つまりランキング化するためのルール」のことをいいます。
Googleの理念
あなたにGoogleの検索エンジンについて詳しくなってもらうために、まずはGoogleがどんな理念、考え方でこの検索エンジンを開発しているのかというところまで遡りたいと思います。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」
これはGoogleの共同創設者であるラリー・ペイジ氏の言葉で、
実際にGoogleのコーポレートサイトにも記載されている言葉になります。
つまり、Googleは検索するユーザーにとって、最も役に立つコンテンツが上位に表示されるべきだと考えていて、このような「完璧な検索エンジン」の実現を追い求めて日々、開発を進めていているというわけです。実際に、Googleは検索アルゴリズムをアップデート、改善ですね、を毎日のように繰り返し行っていて、その規模の大きい小さいはありますが、過去には年間で500回以上のアップデートをした年もあったそうです。アップデートが行われるたびに表示される順番が変動していきますが、これは検索するユーザーの検索意図を正確に汲み取り、そのユーザーが一番満足する結果を検索結果上に表示させるためだということです。
満足する結果が得られれば、検索ユーザーはGoogleを引き続き利用してくれますので、その結果、さらに検索する回数が増えていくことで、リスティング広告などのクリック回数が増え、最終的にはGoogleの収益につながっていくというわけです。ちなみに、Googleのビジネスモデルは主にこういった広告収益がほとんどとなっています。
では、こういった背景を知った上でどうすれば上位に表示されるのかということですが、結論から言うと、「Googleの検索アルゴリズムに評価をされること」です。Googleの検索アルゴリズムからあなたのWebサイトが評価をされること。つまり、特定のキーワードで検索をするユーザーにとって、あなたのWebサイトが最も役に立つ優れたサイト、ページだということをGoogleの検索アルゴリズムが判断すれば検索結果の最上位にあなたのサイトが必然的に表示されるということです。
Webサイトを世界標準規格に準拠して正しい形で構築して、そして、消費者にとって良質で優れたコンテンツを次々と生み出し、そのことをGoogleの検索アルゴリズムへ正しく伝える、そうすることであなたのサイトが適正に評価されて検索結果の上位に各ページが表示されていくというわけです。これこそがですね、いま最も有効なSEO対策で、この先もおそらく変わることのない、王道のSEOだと言えます。
Googleの検索アルゴリズムは日に日にその精度を増していて「完璧な検索エンジン」に徐々に近づきつつあります。
一昔前はまだまだ検索アルゴリズムが未熟だったので、その欠陥をついて被リンク数をわざと増やしたり、サイト内のページを量産したりと工作するのがSEO対策の主流でしたが、今ではそのようなことはもう通用しません。
いまの検索アルゴリズムでは、その欠陥を突くような手法でSEOの成果を期待することはまずできなくなっていて、逆にペナルティを受けてしまい、検索結果で表示されにくくなってしまうこともあるほどです。
重要なのは、何か工作をしたりするのではなく、検索エンジンの目的をちゃんと認識して、検索するユーザーにとって一番有益なWebサイトになるためにはどうすれば良いかということを純粋に考えてサイトの改善を行っていくということです。そうすれば、必然と検索アルゴリズムから評価を得られて、サイトが上位表示されるようになるということをぜひ、忘れずにいてください。